たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

2007年12月06日

名将

立花道雪といえば、はい、大友宗麟を支えた九州一の名将ですな。信長の野望をやっていて「あれー?このおっさん、なんでこんなに強いのー?」って思われた方もいらっしゃるかと思います。
しかも強さがケタ違い。ええ、このサンオツ、若い頃落雷の衝撃で下半身不随になってしまったのですが、ではなぜ強いのか?
つまるところ、褒め上手です。
道雪の信条は「世の中に駄目な奴なんていない、そいつが駄目なのは大将が悪いのだ。わしのところにくれば一人前の男にしてやろう」です。
家臣が客人の前で粗相をしたとき「コヤツは畳みの上ではイマイチちゃんだが、槍を握らせれば千軍万馬ですぞ」と槍をしごくマネをしてフォローをいれる。
手柄のない家臣には「手柄がないからと焦るなよ。いつまでも生き抜いてこの道雪を守ってくれよ」と武具を与えて慰める。
「あの鈍臭いすっとこどっこい。全く使えん!」と批判されてる部下がいると、「あやつはただボーとしておる訳ではない。元来思慮深いのだ。誰にも考えられない戦略を練っているに違いない」と本人がいないところで吹聴する。
上司に目をかけられる、期待されてると知った部下で、発奮しない者はいないでしょう。彼らがこぞってその後の合戦で手柄を立てたのはいうまでもありません。

道雪は下半身不随の為、出陣する際は輿に乗り、周りは屈強の兵100人程で固めさせ、片手に火繩銃、片手に軍配か刀かこん棒か、を持って督戦したそうです。こん棒なわけないか(笑)
自軍が窮地に陥ると「ほーれ!わし(輿)をあの敵陣に放り出せ!」と叱咤激励したそうです。
道雪の部下も、自分達の大将を敵陣に取り残していくわけにもいきませんから、大将を守るため、皆が一丸となり火の玉となって戦ったそうです。
だから立花隊は無類の強さをほこったのでしょう。

大将たるもの、常に配下の者には心こまやかな配慮が必要だということです。勉強になります。
  


  • Posted by せんごく at 06:59Comments(2)